炭化水素の分類

有機化合物はCとHだけからなる炭化水素と、この炭化水素に結合した官能基によって分類される。
まずは炭化水素の分類について見てみよう。

 

炭化水素はまず、環状構造を持つか否かで分けられる。

 

ここで、炭素Cの結合について。

図のように、炭素Cにはウデが4本あり、それぞれで他の元素と共有結合することができる。
このような1本線で表される結合を単結合と呼ぶ。

また、このウデは二重結合や三重結合を形成することもある。

 

先ほどの鎖式炭化水素、環式炭化水素はこの二重結合もしくは三重結合があるかないかでさらに分類することが出来る。

特に、鎖式炭化水素はアルカン、アルケン、アルキンの3つに分類することができる。

さらに、環式不飽和炭化水素のうち芳香族環を持つものを芳香族炭化水素と呼ぶ。

 

複雑なようにも見えるこの分類だが、「環の有無」と「二重結合・三重結合の有無」によって分類されていることを意識すると、自ずと理解できるはず。
丸暗記しようとするのではなく、構図を理解すれば自然と分類できるようになるだろう。

ここまでは炭素Cの結合種類によって分類してきたが、次は官能基による分類を見ていこう。

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